一般社団法人大阪代協

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2月20日(月)16時から17時30分まで事業活性化委員会主催にて掲題のWebセミナーを開催しました。

講師はひびき不動産鑑定株式会社の不動産鑑定士 中村光伸先生です。
ひびき不動産鑑定㈱は不動産鑑定士の紹介に関して、大阪代協と正式に提携している企業です。

不動産鑑定士と言う資格は、不動産の「価格」「家賃」評価を「有償」で行う事が唯一認められた国家資格であり、且つ独占業務です。

我々保険代理店は、お客様のオーダーにより、弁護士・税理士・司法書士・行政書士とは、日常的に連携していますが、これまで不動産鑑定士との接点はほぼ無かったため、全く新しい情報のインプットとなりました。

では、不動産の適正価格・適正家賃が必要な時とはどんな場合なのでしょうか?だいたい、下記の3点だと思われます。

①相続(遺産分割、遺留分、相続税申告)

②親族間・同族企業間売買(一般、税務調査対応)

③家賃の引上げ、または引上げ通告への対応

この点を見ると、我々代理店のお客様の日常に密接なものと感じられないでしょうか?

例えば①相続に直面した長男からの相談です。

実家を相続する事になったが、次男三男にいくら払えばよいかでトラブルになっています。長男の立場としては、客観的に妥当な水準に基づき、余計な現金を支払いたくない。だが、何を根拠にすればよいか分からないし、税理士に相談しても路線価等で通り一遍な対応されてしまう。次男三男は周辺の地価や取得価格を基に高い評価を突き付けてくる・・・

こんな時の出番が不動産鑑定士です。駅からの距離、中途半端に広い敷地、斜面に盛土された高低差の存在、築年数が相当程度経過した建物、等を総合的に客観評価を行うと想像以上に低い評価になったとのことです。

もしかすると、土地相続に長けたネットワークの広い税理士なら鑑定士と連携して良い解決が可能だったかもしれません。しかしそのような税理士は意外と少ないとのことでした。

不動産鑑定士とのネットワークがあり、税理士はあまり不動産評価が得意ではないことが判っていれば、私たち保険代理店の活躍の場はもっと広がります。

私達保険代理店が目指すべきところは「うちの代理店に相談したら大概解決してくれるで!」というお客様からの言葉です。それが代理店の信頼とブランディングに繋がります。

今回の様なセミナーでインプットしたことを、すぐにお客様にアウトプットしましょう。アウトプットし続けると、お客様にとって一生に一度の相談に乗ることができる、貴重な存在となるのです♪

話がすこしそれました(笑)

他の事例としては、②相続した土地建物の相続税評価の相談があります。

税理士から、路線価をベースに土地評価を行い、相続税を算定するよう指導を受けました。念のために不動産鑑定士に相談したところ、土地の形状、隣接地との関係などからそんな高額な土地ではない、とアドバイスをがもらえました。適正に評価したところ、なんと評価額は税理士の指導の半分以下となった。
危うく何千万も多く相続税を支払うところだった、というお話がありました。

上記の他に、家賃値上げ、値下げ交渉の材料としてのオーダーも多いようです。全体を通して濃密な1時間半でした。参加した会員の方からも「めちゃめちゃ面白い内容でしたね」と好評でした。

事業活性化委員会の提携事業は多数ございます。
提携事業に取組む意義は、お客様に紹介する事によって保険外収益を増やすこと、そしてもう一つはお客様のお悩みへの解決策として、我々代理店の存在感をアピールしブランド価値をアップさせることです。

重ねて申し上げますが「うちの代理店に相談したら、大概解決してくれるで!」と言う代理店を目指して、本業以外も一所懸命お節介していきましょう!
引続き提携事業のご紹介に努めて参ります。是非ご活用下さい!

(事業活性化委員会 委員長 保田信哉)

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