6月支部会を開催しました~自己点検チェックを論議~

2025年6月27日(金)午後5時から、今回も会員代理店のイーネクサス社の会議室をお借りし
ハイブリッド形式にて開催しました。
会場には8名のメンバーがリアル参加、リモートで7名の総勢15名にて開催しました。
今月のテーマは全代理店・全社共通の自己点検について、京阪支部会恒例の論議形式の勉強会です


司会の和田副支部長が急用でZoom参加でさらに遅参の為、
中野支部長の取り仕切りで、Zoom接続、環境調整等あたふたしながら時間となりそのまま流れで始まりました。
委員会報告・理事会報告
CSR委員会(報告者:吉田委員)
- ぼうさい探検隊
- 京阪支部から2チームが申し込み済み。
- 先日リーダー会議が開催され、参加済み。
- タブレットの貸し出しは台数制限があり、早期申し込みが必要。
- 過去の実績では手書き新聞形式の方が表彰されやすい傾向なので推奨します。
- こども110番
- 大阪府内一括登録の会員にはステッカーが配布される。
- 市町村によっては市役所への届出が必要な場合があるため、各地域での確認が必要。
- 防災士会
- 資格取得者が増えてきたため、「大阪代協防災士の会」立ち上げに向けて取組開始。
- まずは具体的な活動について検討を行う。
- 地域連携イベント
- 松原市「防災フェスタ」
- 日時:8月3日(日)10:00~12:00
- 場所:セブンパーク天美
- (大阪代協にブース出展の打診があり、CSR委員会として検討中。)
- 松原市「防災フェスタ」
組織委員会(小嶋委員による委員オリエンテーションの講演内容共有)
- テーマ:損害保険会社の未来
- 代理店の歴史
- 明治12年の東京海上保険会社設立から始まり、当初は大手商社が代理店業務を担っていた。
代理店販売が90.2%を占める現状も、歴史的な信頼が基盤。 - 代協の理念と役割
- 消費者・保険会社・代理店の三者の友好関係を基盤とし、公益性を優先する団体。
- 代理店賠償責任
- 事故原因の多くは基本的なヒューマンエラーであり、
コンプライアンス意識の徹底が事故防止の鍵。 - 日本代協アカデミーの活用
- 保険会社が提供しない情報を学べる唯一の場であり、会員の活用が重要。
- 未来への提言
- 信頼できる仲間との情報交換、顧客本位の業務運営への原点回帰、
「信頼の力」をキーワードとした歴史の継承が求められる。
- 仲間作り推進の現状
- 6月16日時点で大阪代協の目標達成率は3.1%と非常に厳しい状況。
- 8月27日 15時~17時に代理店賠責セミナーが開催されるため、
未加入代理店への声かけを強化する必要がある。
教育委員会(報告者:和田委員)
- 損保一般試験の変更
- 2025年9月から受験料が値上げ。
- 2025年7月1日以降の試験は、正解が複数ある形式になるなど難易度が上昇。
- コンサルティングコース
- 今年度からオンライン「視聴参加型セミナー」と対面「グループ討議型セミナー」に分けて開催。
- 大阪代協の目標は68名。
- 人材育成セミナー
- 日時:9月5日(木)~6日(金)(1泊2日)
- 場所:ロッジ舞洲
- ベンチマーク(先進的代理店訪問)
- 訪問先:三重県四日市の代理店「株式会社ミライト」
- 対象:50歳未満の次世代を担う経営者・後継者
- 参加費:1万円
- 意欲のある若手経営者の参加を募集中。
企画環境委員会(参加委員欠席のため中野支部長代理報告)
- 不適切な募集行為の事例
- 全国で7件の不適切な募集行為が確認
(例:自動車購入時の保険強制加入、車検・オイル交換代の値引きを絡めた販売など)。
- 全国で7件の不適切な募集行為が確認
- 全会員アンケート
- 引き続き全会員への協力を要請。
理事会報告

連絡・確認事項の内容は下記の通りです。
①2025年度代理店賠責セミナー開催
②大阪代協LIVEステーション実施要領
③自己点検チェックシート
※関連資料は損保協会ウェブサイトで誰でもダウンロード可能なオープンな状態。
④代理店ベンチマーク研修会の案内と日本代協アカデミーの状況報告
いよいよ、今月のテーマ自己点検チェックシートに関する討議に入ります。
今回の支部会テーマ:全代理店・全社共通の自己点検チェックシートについて討論
概要と進捗状況
◆多くの代理店が内容確認に着手している段階。
◆一部では正直に「いいえ」が多い状態で保険会社へ提出したケースも報告。
(エビデンス資料の保存方法が不明確等、サンプル的な例の回答は保険会社より無い)
◆提出期限は8月末だが、保険会社からは7月中の早期提出を求められている場合が多い。
制度の背景と今後の見通し
◆2024年度はテストラン:今年度の回答内容が直接手数料に影響することはない。
次年度以降は評価が上昇すると保険料が上がる(次年度は保険会社独自の色が付く)
◆来年度以降の実態審査:今年「はい」と回答した項目について、来年以降、金融庁による実態審査が行われる可能性があるため、今年のうちに課題を明確にし、改善計画を立てることが重要。
◆記述式設問の導入:2025年度版では「便宜供与」「利益相反管理」「苦情対応管理」「個人情報管理」の4項目について、具体的な取り組みを記述する設問がる。


今回使用の資料は上記「6月理事会報告」のリンク 情報共有自己点検チェックの取組 よりダウンロードできます。
主要な点検項目に関する議論
利益相反・便宜供与(項目12, 13)
論点:修理工場等を兼業する代理店が、自らの利益のために過剰な修理費請求や不必要な台車貸し出しで利益を得る行為が問題視。
課題:何が利益相反にあたるかの判断基準が曖昧。保険会社に問い合わせても明確な回答が得られず、代理店自身が判断せざるを得ない。
重複補償の説明(項目3)
論点:補償内容の重複について顧客に説明し、意向確認を行うことが求められる。
課題:システム上は重複と判定されても、実態は異なるケースあり
例:傷害保険とゴルファー保険に加入で保証の重複はないもののシステムエラーとなる。
(この場合、どのような説明・エビデンスが必要か不明確。システム上のエラー問題まで代理店に押し付け。)
業務規程の作成
◆論点:各項目で「業務規程等を作成しているか」が問われる。
◆課題:多くの代理店で規程が未整備。雛形もなく、ゼロから作成する必要があり大きな負担。
参加者からの意見・課題
ビッグモーター問題や保険料カルテルなど、発端は保険会社側にあるにも関わらず、代理店への締め付けばかりが強化されることへの強い不満。
記録作成などの事務作業が大幅に増加し、本来の顧客対応や営業活動の時間が圧迫されることへの懸念。
多くの項目で判断基準が曖昧で、「何のために、何をすれば良いのか」が分からないまま対応を迫られている状況への戸惑いや憤りの声。
NPS(ネット・プロモーター・スコア)で評価され、顧客からの評価が低いとマイナス点が付く仕組み。回答率や日本人的な評価基準でなく、ほぼ満点回答を求められている。
と今回も皆さんで熱い討論がなされました。
皆さんの思いが色々と飛び交って、「勉強になる・役に立つ・交流できる」、代協・支部会の本質を実感できる支部会に今月もなりました。
番外編(2025年度 通常総会・会員大会・懇親会の様子)
京阪支部は昨年度見事に3冠達成!!
昨年は会員皆さんに支えられた1年を痛感いたしました。
ありがとうございました。_(._.)_
懇親会で慣れないお酒に泥酔しダルがらみする中野支部長ですが、今年もよろしくお願いいたします。


日程のご案内
次回支部会(報告会):7月18日(金) ボウリング大会と懇親会を行います。
支部会(報告会)はスコア集計中に行いますので皆さん参加お願いいたします。
一緒に楽しみながら、親睦を深めましょう!!
案内メールからの参加の回答、(参加で)宜しくお願い致します。
所属の募集人さんの参加もOKですので是非とも!
8月は休会ですが、
大阪代協LIVEステーション 8月4日開催 16時~17時
「深掘り!比較推奨販売・特定契約規制の行方」
是非ともご視聴ください。
(記事:京阪支部 郡副支部長)