一般社団法人大阪代協

南支部の活動報告

TOP > 活動報告 > 南支部

6月支部会≪来るべき“自転車青切符”に備えよう≫

2025.07.03

令和7年6月26日(木)16:30より第1回支部会を、ふれあい貸し会議室 なんば№138にて20名で開催いたしました。

250626160827871

冒頭、『大阪代協とは』のスライドで代協の意義を確認し、その後西村支部長より挨拶があり、「5月の大阪代協の通常時総会が終了し、南支部の支部長として今期も2年目に突入した。よろしくお願いします。仲間づくりの取組みにより、7月から支部メンバーが1人増えるとのうれしい速報が入ってきた。本日は今期第1回目の支部会。宣伝告知・勉強会ともに、今期も学びと交流のある良い場になるよう盛り上げていきたい。」と述べました。

【宣伝告知の部】

<株式会社イチネン>

続く宣伝告知の部では、株式会社イチネン 金田 芳明氏、吉田 七佳氏より、自社セールスポイントの紹介がありました。

株式会社イチネン 吉田 七佳氏(左)、金田 芳明氏(右)

イチネン社は、自動車リースと保険の融合を武器に、法人顧客に対してきめ細やかな車両管理サービスを提供しています。その最大の特長は、単なる車の貸し出しにとどまらず、「保険・修理・管理業務・資金計画」までをパッケージで提供できる点にあります。

また、業界唯一の「車両修理保証特約」や、保険代理店制度を活用した割引固定型の長期契約制度など、他社には真似できない独自性の高い商品が揃っています。車両保険を使わずに事故修理費用を補填できるこの特約は、等級への影響もなく、法人顧客にとって大きなメリットです。

イチオシの、車両修理補償特約

資料詳細は<リンク先>よりご確認下さい。
保険に関してはイチネン社主幹事で、保険手続き・事故対応を請け負います。手数料も配分され、私たち提携する代理店にとっても実益があります。
“価値の提供”の一環として役立ててほしいとアピールされました。

【勉強会の部】

続く勉強会の部は『令和8年4月施行自転車の青切符制度、軽車両・二輪車のルール』をテーマに行いました。今回の担当は中村亮一会員と私 田中です。
中村会員を中心に、南支部では過去3年に渡って原付・特定原付等を勉強会の議題に取り上げてきました。今回はその振り返りと、令和8年4月から始まる、自転車の違反に関する青切符の内容を共有しました。

今回の担当は中村亮一会員(左)と私 田中(右)

自転車の交通違反に対して「青切符」が適用される制度が本格施行されるという事は、これまで交通違反しても「口頭注意」や「指導止まり」だった自転車の扱いに大きな変化があることを意味しています。この機会に個人賠責を中心とした損害保険の付保状況、および新たに施行される反則金を伴う交通ルールの確認作業が急務です。

法改正のおさらい:特定小型原付の特徴とモペットの問題点

令和5年7月施行の法改正により、「特定小型原動機付自転車(特定小型原付)」が新設されました。以下はその特徴です。

覚えていますか?特定小型原付の基準

一方で、モペット(スロットル付きペダルバイク)は構造上ペダル操作なしでも走行可能なため、原動機付自転車に分類されます。見た目が自転車に近いため、利用者が誤認して無保険・無登録で公道を走行し、違反となる事例が多発しています。このような車両が普及した背景には、通販等での表記の曖昧さや、制度周知の不足があるとされています。

中村会員がわかりやすく熱弁!
身近な話題に、聴き手も真剣です(; ・`д・´)キリッ

加えて、全国的な法制度があっても、自治体ごとに条例が異なるため、同じ行為が地域によっては合法、あるいは違反と判断される場合があります。たとえば、自転車保険の加入義務がある自治体とない自治体が存在し、また走行可能な歩道の扱いにも差があるため、地域ごとのルールを確認することが重要です。

実車に触れて実感:「これってなに扱い?」

続いて、実際に原動機付自転車として扱われる実車を持ち込んで、車両を間近で見ながらの説明がありました。見た目はキックボードのようですが、スロットル操作による発進・加速機能、ナンバープレートの装着、自賠責保険の必要性など、法的には明確に原付として分類されることが示されました。警察庁の見解でも、構造的にスロットル走行が可能なものは自転車ではなく原動機付自転車とされています。

川田副支部長、めっちゃ楽しそうの図( ´艸`)プププ

事故映像と青切符制度:スマートフォン操作や飲酒運転の厳罰化

後半では、自転車関連の事故映像が紹介され、自転車運転の危険行為が具体的なリスクとして示されました。その上で、令和8年4月から全国で実施される自転車の青切符制度についても説明がありました。この制度では、16歳以上の自転車利用者が信号無視やながらスマホ等の軽微な違反に対し、反則金を科されるようになります。特に、ながらスマホ(12,000円以上)や傘差し運転(8,000円以上)などは高額な反則金となり、また飲酒運転は赤切符や刑事罰の対象となる可能性があります。

今まではただの注意だったのに・・・厳しくなりますね・・・

内容の総まとめ:3択クイズによる理解度チェック

勉強会の締めくくりとして、当日の内容から出題された3択形式のクイズによって理解度を確認しました。問題の抜粋です。お馴染みの名前がちらほら( ´∀` )

●川田君(14歳 中2)が自転車で、歩道を猛スピードで、歩行者を縫うように走りました。
警察に止められたらどうなる?
A.年齢が若いので、警告もされず無罪放免
B.学校などと情報共有され、教育指導の対象となる
C.14歳でも青切符を切られる
(正解:B)

●西村君(20歳 自動車免許保有)が自転車で信号無視をして警察に止められました。西村君の運転免許への影響は?
A.点数が引かれ、過去の違反状況によっては免許停止
B.自転車なのでごねれば、免除され罰則もない
C.自動車免許証には影響は無いが、交通違反として処理される
(正解:C)

Q1は出題ミスです(笑)A令和7、B、C令和8に読み替えて(^^;)

Q7は、「もちろんBや!!あ、自転車では、な(^_-)-☆(佐藤会員談)との事でした(笑)
自転車や電動キックボードの走行ルールや違反に該当する行為など、重要な項目を再確認する良い機会となりました。また、質疑応答では、適切な保険の確認方法や取扱いなど、日々の我々の実務に関わる実践的な質問が多く交わされました。

勉強会を通じて、安全と便利の両立のためには、正しい知識と認識が不可欠であることを改めて共有ました。かつて当たり前だった友人との並走や傘差し走行といった光景も、いまや反則金の対象になってしまう時代です。安全を学び、青春と責任が両立する社会が実現することを願っています。

【議事の部~懇親会へ】

勉強会の後は理事会・委員会報告を行いました。
今回も、西村支部長作成の資料を基に情報を共有しました。

支部会の後は恒例の懇親会。イケオジ達はなんばへと繰り出し、楽しい時間を過ごすのでした(笑)

外、まだ明るいですよ(笑)でも、このノリが南支部なのです

次回支部会は、7月31日(木)です。
皆で集って、また有意義な時間を過ごしましょう!

(記事:南支部 田中記者)

最近の記事

月別アーカイブ

ページの先頭へ