令和7年10月30日(木)16:30より第4回支部会を、ふれあい会議室 心斎橋Dにて15名で開催いたしました。

冒頭、『大阪代協とは』のスライドで代協の意義を確認し、その後西村支部長より挨拶があり、「本日も内容は盛りだくさんです。自転車のルール改正は来年4月施行ですが、今から意識しておくことで業務にも活かせます。学びと交流の有意義な時間にしていきましょう」と述べました。
【宣伝告知の部】
<ジブラルタ生命>
宣伝告知の部では、ジブラルタ生命保険株式会社 家平佑一氏より、同社の特徴と代理店へのサポートについてご紹介いただきました。

ジブラルタ生命は、プルデンシャル生命と同じグループに属し、複数の生命保険会社が統合して誕生した企業です。ロゴに使用されている岩山のモチーフは、ジブラルタル海峡を象徴する岩を表しており、「揺るがない安心感」をブランドイメージとしているとのことです。

自社の強みとして、本日は特に以下の2点を挙げました。
■ 外貨・法人分野に強いラインアップ
外貨建ての貯蓄型終身保険や、法人向けの商品に豊富な実績があり、提案の幅を広げやすい。
■ 代理店にとってのメリット
継続手数料が厚い手数料体系で代理店経営の安定に寄与。代理店の収益基盤づくりに役立つ。
家平氏は、「お客様に対しても価値があり、代理店にとっても収益面でメリットのある商品です。ぜひ価値提供の一助として活用いただきたい」とPRされました。
<株式会社JCM>
続いて、株式会社JCM 永井悠樹氏より、2025年11月1日~2026年1月31日の3ヶ月間で実施される「電子契約スタートキャンペーン」について紹介がありました。

今回のキャンペーンでは、成約案件に対する紹介手数料が増額されます。
買取金額が5万円以上の場合、紹介料は19,000円から最大60,000円まで加算。振込先は法人口座・個人口座いずれにも対応し、使いやすさに配慮した内容となっています。

また手続き面では、これまで紙で行っていた売買契約が、メールやSMSからアクセスできる電子契約方式に対応。お客様はスマートフォン等で入力とサインを行うだけで契約が完了でき、郵送の手間がなくなることから、よりスムーズな取引が可能になります。
なお、スマートフォン操作が難しい方には、従来通り紙での手続きも継続されます。
査定は、写真による事前確認に加え、現地訪問での査定も対応。乗り換えや通常使用車の売却を得意とし、必要に応じて提携先との連携も行うとのことです。
永井氏からは「お気軽に査定をご相談いただき、ぜひキャンペーン期間中にご活用ください」との呼びかけがありました。
【勉強会の部】
いよいよ来年の4月から導入される自転車の青切符制度。自転車は日常生活に身近な移動手段である一方、「正しく乗れているか」と問われると迷うことが多いものです。南支部では過去数回にわたり同テーマを掘り下げて理解するため勉強会を開催してきました。今回のテーマは「『これって青切符?』お客様からの疑問に即答!自転車Q&A勉強会』」。担当は佐藤壽一会員と中村亮一会員です。
警察庁が公表する『自転車ルールブック』(なんと全53ページ!!資料はリンク先へ)のポイントを抜粋して紹介し、制度の背景から、どのような走行が違反となり、また実務ではどう扱われるのか、具体例を踏まえて整理しました。

■取り締まりの基本的な考え方と、青切符導入の背景(資料P.6~P.12)
青切符の対象は、自転車に関するすべてのルール違反ではありません。
重点的に対象となるのは 危険性の高い、または周囲に迷惑を及ぼす行為 です。以下、典型例です。
◇車道での高速走行により歩行者や他の自転車に進路変更を強いる行為
◇逆走
◇スマートフォンの注視
◇信号無視 など。
一方、歩道走行そのものは従来通り指導・警告が中心です。ただし、歩行者に接触しそうな速度で走ったり、進路を譲らせたりした場合は、青切符の対象となり得ます。
制度導入の背景には、これまで自転車であっても違反は 赤切符 → 検察庁 → 罰金 → 前科 という重い扱いだったことがあり、「生活実態と合っていない」という指摘が続いていました。青切符制度は、この不均衡を是正するための仕組みでもあります。
■左側通行の原則等。自転車はどこを走るべき?(資料P.17~)
自転車は道路交通法上の軽車両であり、車道の左側通行が原則です。
「なぜ右側通行は危険なのか?」という問いには、以下の理由が示されました。
◇対向車との接近速度が大きく、回避が困難
◇自動車運転者から発見されにくい
◇衝突時の被害が大きい
しかし歩道については以下のように例外的に通行が認められる場合があります。
◇13歳未満の子ども
◇70歳以上の高齢者
◇車道の状況が特に危険な場合
◇「自転車通行可」の標識がある歩道 など。

■信号に関するルール(資料P.20~)
信号については、走行位置に応じて従う信号の種類が変わります。
| 自転車の位置 | 従う信号 |
| 車道走行 | 車両用(三色)信号 |
| 歩道走行 | 歩行者用信号 |
自転車・歩行者専用信号がある交差点では、どこを走っていても その専用信号に従います。その際、横断は 自転車横断帯へ寄せて行うのが原則 です。
ケースによって従う信号は変化し、「正直、今まで意識したことない(-_-;)」、「こんなん混乱するわ・・・」との意見が続出しました。

■検挙の対象となるケースを学ぶ(資料P.25~P.29)
取締りは次の3つの観点から判断されます。
◇行為そのものが危険
◇結果として危険を招く
◇行為の方法が危険
青切符となる代表例として、
◇ノーブレーキピスト(制動装置欠如)
◇踏切侵入
◇携帯電話の保持・注視 など。
ここで特に強調されたのはスマホは「持っている=保持の時点でアウト」。画面を見続けたら1秒でもアウトという非常に明確な基準です。

■実際の取り締まりと、青切符と運転免許との関連(資料P.30~P.34)
取り締まりは 各警察署が公表する「自転車指導啓発重点地区・路線」 で行われます。特に
◇通勤・通学時間帯
◇日没前後の薄暗い時間帯・・・は、取締りが集中します。
青切符は自動車免許の点数とは連動しませんが、悪質で反復性のある違反については、免許停止処分となる場合があります。特に 酒気帯び運転は今も赤切符・前科である点は、強い印象を残しました。

■質問あれこれ
勉強会の終盤の質疑応答の時間には、実生活に近い質問が相次ぎました。
◇イヤホンは?
→「周囲の音が聞こえる状態なら可」。片耳・骨伝導はOKとなり得る。
◇子どもと保護者の走行位置は?
→原則は子どもが歩道・親が車道だが、安全確保を優先し家族で歩道走行も可。
◇ヘルメットは努力義務だが?
→将来的には義務化を視野においている。
特に あご紐の調整が重要。「持っているのにかぶらない」は本末転倒。
・・・など、質問が尽きることなく、参加者全員が「自分の生活に直結するルール」であることを実感し、知識を共有しました。


■まとめ
今回の勉強会では、自転車はどこを走るべきか、どの信号に従うのか、歩道での振る舞いはどうあるべきかなど、日常の中で「なんとなく」扱われているポイントを改めて整理する時間となりました。
参加者からは「え?ややこしいな!考えたことなかったわ!」「この状況はどう判断するの?」といった、身近な“?”が次々に投げかけられ、対話を重ねながら理解を深める非常に活発な学びの場となりました。
佐藤会員からは最後に、
「今日の内容は、あくまで『自転車ルールブック』の中からの抜粋です。もし興味があれば、ぜひ原本を読み込んでみてください。そして、このルールは老若男女すべての人に関係するものです。皆さんの周りの方々へも、ぜひ共有し、日常の中で役立てていただければと思います。」
との言葉が添えられ、勉強会は締めくくられました。
【議事の部~懇親会へ】
勉強会の後は理事会・委員会報告を行い、それを基に情報を共有しました。
支部会の後は恒例の懇親会。皆足取り軽く会場へと向かい、ワイワイと楽しい時間を過ごしました。




次回支部会は、11月26日(水)15:30から。会場は東京海上日動火災 藤井寺支社3階です。
皆で集って、また有意義な時間を過ごしましょう!
(記事:南支部 田中記者)
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