一般社団法人大阪代協

南支部の活動報告

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課外研修に行ってきました(人と防災未来センター)

2025.09.30

9月26日、南支部第3回支部会は、恒例の課外活動として、神戸市中央区にある「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」を訪れました。参加者10名は天王寺に集合し、中村亮一会員による手配・運転のマイクロバスに乗って一路神戸へ。中村会員、安全で快適な移動を支えていただき、本当にありがとうございました。

未来を見据える漢(オトコ)、我らが西村支部長

震災の衝撃を体感する

「よっしゃ、学ぶぞ!」な雰囲気出てます?

最初に足を踏み入れた西館4階では、巨大スクリーンと轟音が迎える「1.17シアター」に言葉を失いました。1995年1月17日午前5時46分――阪神・淡路大震災の瞬間を再現する映像と音響。背筋が寒くなり、誰もが声を飲み込みました。

続いて、倒壊した街並みを原寸大で再現したジオラマを歩きます。散らばる家具、瓦礫の山。膨大な展示品が生々しく当時を伝え、私たちは胸が締めつけられる思いで一歩一歩進みました。さらに大震災ホールで上映された映像「このまちと生きる」では、被災者の証言を通じて、街が復興していく過程をたどりました

語り部の声 ― 95歳の女性ボランティアスタッフの方が伝えてくれたこと

西館3階の「震災の記憶フロア」では、膨大な写真や被災物、数多くの体験談の展示に圧倒されました。広いフロア内に展示された資料を見ながら歩くうちに、会員同士で自然と「震災の起こったあの時、自分はこうしていた」と思い出を語り合う場面もありました。

圧倒され、胸にくるものがありました・・・

その後は、95歳の女性ボランティアスタッフの語り部の方にお話いただきました。シャンと伸びた背筋と、大きくよく通る声でハキハキと語りかける姿はとても95歳には見えず、参加者一同が驚かされました。

震災当時、ご主人とご自宅2階で就寝中に激しい揺れに襲われ、建物は崩壊。がれきの下に3時間も閉じ込められたといいます。体は動かず、声を振り絞って助けを呼ぶしかなかった――その壮絶な体験を、丁寧に思い出すように、力強く伝えてくださいました。

貴重なお話をありがとうございました!

さらに、ご自身の体験から導かれた防災の知恵を具体的に語られました。以下、その一部です。

  • 水を用意すること:飲料だけでなく、ケガの手当にも不可欠。
  • 履物と頭の保護:裸足や無防備な避難は命取りになる。
  • 家の整理整頓:避難経路をふさがないよう日頃から心掛けること。
  • 家族の連絡方法を決めておくこと:いざというときの安心につながる。

「つらい記憶を語るのは楽ではありません。でも、伝えたい。無理をしなくていいから、できる範囲で備えをしてください」――その言葉に、参加者一同が静かにうなずき、自然と拍手が起こりました。

その他、様々な展示が充実。時間が足りません!

【体験のまとめ】

今回、時間の都合で東館3階の「ハザードVRポート」など最新技術を活用した展示は体験できませんでした。残念!360°映像で地震や津波を疑似体験できるというもので、次の機会にはぜひ足を運びたいと思います。
旧阿倍野支部時代に一度訪れた経験を持つ会員もいましたが、「新鮮な学びがあった」と皆が口を揃えました。
被災地に立地するこの施設には、他では得られない“真実味”と“迫力”があります。館内のスタッフの皆さんからは「少しでも伝えたい」という一生懸命な思いが感じられ、私たちの胸に単なる知識を超えた実感として深く刻まれました。
震災から30年。記憶を風化させず、日常の備えへとつなげていく――。今回の研修は、私たち一人ひとりにその大切さを気づかせてくれる貴重な時間となりました。

【お待ちかね懇親会でLet‘s寿司タイム!】

支部会の後は恒例の懇親会。今回は神戸市の「すし居酒屋 市場すし駅前」にて、寿司&海鮮パーティーでした!出てくる料理はどれもとても美味しく・・・いやぁ、幸せな時間でした(´▽`*)<プハ~~~

乾杯は西村支部長!!!
どれも美味でした!寿司は撮り忘れました(*´σー`)エヘヘ
恒例の一枚。皆さん雰囲気作りも慣れたもんです( ´艸`)プププ
「すし居酒屋 市場すし駅前」さん。ごちそうさまでした!!(^▽^)/

「良く学び、よく遊ぶ」これぞ南支部と言えるとても良い一日でした!

(記事:南支部 田中記者)

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