一般社団法人大阪代協

中央支部の活動報告

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7月支部会・支部セミナー開催

2022.07.29

2022年7月25日(月)16:30~17:40 代協の会議室と皆さんを結んでハイブリッドで開催しました。
支部セミナーでは、今まさに全国を襲っている豪雨災害への備えと、社会問題化している特定修理業者問題ついて勉強しました。
支部からの参加は現地で6名、Web27名でしたが、今回はオープンセミナーで全支部に案内したところ、90名の方がオンラインで参加されました。

支部セミナー「豪雨災害への備え・火災保険金請求をビジネスとする業者対策」

今回の船場支部会では「豪雨災害の季節への備え、火災保険金請求をビジネスとする業者対策」とのテーマでセミナーを開催しました。講師は、東京海上日動火災保険株式会社 関西損害サービス第二部 火災新種損害サービス課 担当次長・気象予報士 炭谷 隆太 様にお願いしました。

お話の内容は下記のとおりです。

豪雨災害について、代理店がお客様への情報提供を行うべきは次のポイント

  • 特別警報と警戒レベルの違いについて
    特別警報とは、予想される現象が特に異常で、重大な災害の起こるおそれが著しく大きい場合に、最大級の警戒を呼びかけるために発表されます。警戒レベルとは、災害発生の危険度と、とるべき避難行動を住民が直観的に理解できるようにするため、5段階のレベルで示される情報です。
  • 大阪大規模都市水害対策検討会の淀川浸水、高潮氾濫の被害想定
    是非皆さんお住まいの地域のハザードマップは必ず確認し、お客様にお伝え下さい。大阪では、淀川の浸水よりも高潮氾濫の方が被害が広範囲に及ぶそうです。
  • 線状降水帯予測開始への対応
    気象庁は頻発する線状降水帯による大雨災害の被害軽減のため、6月1日から産学官連携で世界最高レベルの技術を用いた線状降水帯予測を開始しました。地球温暖化の影響により日本付近の水蒸気量は各段に増えているとのことです。気象予報で発表された場合は十分注意が必要です。
  • マイタイムライン
    マイ・タイムラインは住民一人ひとりのタイムラインであり、台風の接近によって河川の水位が上昇する時に、 自分自身がとる標準的な防災行動を時系列的に整理し、とりまとめるものです。時間的な制約が厳しい洪水発生時に、行動のチェックリストとして、また判断のサポートツールとして活用されることで、「逃げ遅れゼロ」に向けた効果が期待されています。代協でも重視している取組みです。

特定修理業者対策

特定修理業者とは、火災保険金の請求請負をお客様に持ち掛け、請求を代行し支払われた保険金から高額の手数料を受け取る業者のことです。
この手の業者は、保険金請求自体手数料が不要にも関わらず高額な手数料を要求します。また、実情に不相応な高額な見積もりを作成したり、中には損害を捏造して請求するなど悪質な行為が横行し、トラブルが多く発生しています。こういった業者の問題点は次の5点です。

不正請求 ●不当威圧的請求 ●非弁行為の疑い ●過大請求 ●高額なキャンセル費用

トラブル事例の件数も急増しており、2020年の全国消費者生活センターへの相談件数は、5447件にのぼり、その後も増加傾向が続いています。
関西エリアの業者の特徴としてよく見られるのは、経年劣化を自然災害として請求する、インターネットを使った勧誘が多い、関東の業者の下請けが増えている、等です。

修理見積もり受付時のチェックポイント

特定修理業者の作成する見積はいくつかの特徴があります。そこを見抜くことができれば速やかに対応することができ、お客様をトラブルからお守りすることができます。ポイントは下記のとおりです。

  • 関西の物件なのに遠方の業者の見積もり(関東などの住所など)
  • 業者の所在地が、建築業者の事務所とは考えにくいレンタルオフィスやマンションの一室
  • 業者の連絡先が、携帯電話やフリーダイヤル
  • 足場代の過大請求が多い。足場代の請求可否、足場の範囲が不必要に広くないかをチェック

保険代理店の存在・関与が重要です

特定修理業者は様々な手段でお客様にコンタクトし、「必ずもうかる」などの甘い言葉で勧誘します。その時に、我々保険代理店の顔を思い浮かべてもらえるかどうかが、非常に大切です。保険金請求する場合に、まずは保険代理店に相談してもえる関係を作っておけば、お客様がトラブルに巻き込まれることはありません。
私たちが意識しておくポイントは下記のとおりです。

  • 保険代理店が関与するだけで業者は撤退するケースが多い
  • 一方、請求できるのに有用な情報を提供されてなかったと誤解する契約者が一定数存在する。台風などの災害発生時の保険金請求勧奨の案内は必ず行うべき。
  • 平時からの特定修理業者に関する情報提供を行い、もしトラブルに巻き込まれた場合は生活相談センターと連携した対応が必要

など、近年災害が多く不正請求が増加傾向にあります。損害保険代理店の対応、行動によって、お客様を悪徳業者からお守りする事が出来ることを私自身認識させていただきました。有益なセミナーありがとうございました。

セミナー終了後、支部会を開催し、理事会報告等を行いました。
内容については、下記のリンクから確認をお願いいたします。

7月理事会報告リンク >

次回開催:9月26日(月)16:30~18:00です。
多数のご参加をお待ちしております。

(記事:船場支部 前田記者)







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