トータルプランナーの会 総会
2019.06.25
令和1年6月24日第5期大阪・損害トータルプランナーの会総会を大阪代協会議室で行いました。
当日は 13時30分から幹事が集まり、総会の最終打ち合わせと今後の勉強会、セミナーの検討を致しました。今、業界がどこに向かっているのか?、何が求められているのか?私たちが提供するべき情報は何か?幹事の皆で意見を交わしました。
①サイバー攻撃による企業や個人のリスク。
②グローバル化の中で、国内に留まらず海外を含めたリコール問題。
③FD宣言とKPIの考え方「顧客本位の業務運営に関する取り組み」。
④BCP(事業継続計画)災害時における損害を最小限にとどめる為の準備、取り組みについて
等が今後の候補に挙がりました。
15時より由良幹事司会により総会開催宣言され、山中尚大阪代協会長よりご挨拶を頂戴いたしました。付議事項として①2018年度活動報告を小出幹事長、②会計報告を山本会計より、会計報告を嶋会計監査より報告して頂きました。③2019年度活動報告及び2019年度予算案を山中尚会長より発表していただきました。質疑応答、全員承認となり、了承され、黒石幹事より閉会のご挨拶を賜りました。
15時45分より門口幹事よりセミナー開催のご案内と来賓の紹介を行い、一般社団法人日本損害保険協会近畿支部事務局長 小峯 雅也様からご挨拶を賜りました。
15時50分よりセミナー「自然災害対策セミナー~2018年度広域災害の被害と対策について~」講師 東京海上日動 関西損害サービス第二部 火災新種損害サービス課 課長代理 北原 聖宣 様と大阪北支店 北摂支社 牧野 祐衣 様より講演をしていただきました。
北原様からは、
・火新分野における損害、保険請求は多様化してきており、初動が大切で、お客様との接点として、携帯電話番号やLINE、SNS、FAXなどを使用しての密な関係を構築しつつ、対面力の向上が欠かせない。
・大阪は昨年の地震、水災、台風と莫大な被害が発生しましたが、引き受け誤り(被保険者が亡くなられているのに被保険者が変更されていない、構造級別が違う等)が 多くありました。
・更に、補償対象外の被害なども多数ありお客様とのトラブルになっているケースも多くありました。
・台風被害などは保険金請求が2度目3度目の追加請求が行われたり、賠償責任の有無などの問題も数多く発生しているとのことです。
やはり、引き受け時には、現物の確認や継続的な契約内容確認が大切です。
牧野様からは、
事故の際には、いち早くお客様とのコンタクトを取り、安否確認、保険事故の有無などの情報収集が大切であり、平時からBCPを作成し、災害時の対応マニュアル構築と訓練が大切である、と講習していただきました。
17時には諏訪幹事より閉会の挨拶をいただきまして、17時20分からは、有志による懇親会を講師2名を含めて開催させていただき、セミナーで質問できなかったことなどを忌憚なくお話していただき、大いに盛り上がりました。
総会参加者25名、セミナー参加者40名、懇親会参加者は19名でした。
記事:大阪・トータルプランナーの会 幹事 山本 幸雄