2024.12.03
大阪代協広報station12月号
2024年10月31日、北浜フォーラムで開催された、大阪府損害保険防犯対策協議会第46回総会に、新谷会長が来賓として参加しました。
損害保険防犯対策協議会とは、損害保険事業の健全な発展のために、損害保険に関する犯罪の予防と暴力の排除を目的として、日本損害保険協会と警察が緊密に連携を取り、情報交換・犯罪排除等の活動を行う組織です。
当日は、近畿財務局保険監督室・大藪室長、大阪府弁護士会副会長、大阪府医師会理事、大阪代協・新谷会長が来賓として招かれ、それぞれ挨拶を述べました。
新谷会長の挨拶では、防犯・防災・減災への組織としての協力を約束するとともに、保険会社各社に対して、利益相反防止への取組徹底と、大規模乗合代理店に対する数字的な影響力の排除を強く要請し、公平・公正な保険金支払を依頼しました。
大阪府警・生活安全部からは「大阪府下の犯罪件数資料」が提供され、特殊詐欺被害の拡大(特に被害額の増大)について強く懸念が示されました(下図ご参照)。
大阪だけで毎日、16百万円がだまし取られ、反社会勢力の資金に流出している計算になります。
講演では大阪府警交通部から、自賠責被害者請求を悪用した保険金詐欺事件検挙の実態について報告されました。
これは、整骨院(実態は無い)の経営者が主犯となり、行政書士、物損事故を起こした一般市民を巻き込んで、不正請求を繰り返していた一連の関与者を検挙した事案です。
加担した一般市民も刑法詐欺罪に問われ、実刑判決が下されているとのこと。私たちのお客様が、そのような悪事に巻き込まれないように、注意するとともに、何かあれば常に相談していただける関係を構築しておくことがとても大切だと感じました。
(記事:大阪代協 広報室)