一般社団法人大阪代協

理事会その他の活動報告

人材育成研修会2023

2023.10.10

2023年10月6日(土)・7日(金)の1泊2日で人材育成研修会が開催されました。
今年度は兵庫県代協による主催で、兵庫県神戸市北区にある「しあわせの村 あおぞら」に大阪代協、兵庫県代協、和歌山県代協、日本代協から総勢55名が集り、盛大に開催されました。

初日は午後から、基調講演、グループディスカッション、BBQ、キャンプファイア、部屋に戻って「語ろう会」、翌日は午前中を使って代協の歴史を学ぶセミナー、参加者全員による1分間スピーチが行われました。

小橋地域担当理事開会挨拶

阪神ブロック担当の日本代協・小橋理事より、「今まさに損保業界は危機を迎えている。世の中の業界に対する信頼が崩壊し、不信感が溢れている。如何にしてお客様の信頼を回復し守っていくか?職業団体である代協の存在が極めて重要である。代協に所属し、信頼回復に向けてさらに代協を活性化させることが必要だ。代協は人と人の関わりで成り立つ組織だ。個々の代理店が孤立することは無い。ここにいる皆で是非とも各代協を盛り上げて欲しい。」と挨拶がありました。

小俣日本代協副会長による基調講演

今回講師をお願いした、日本代協・小俣副会長より「代理店経営の指針となる代協の存在」をテーマに90分の基調講演が行われました。
自社の経営内容を公開いただき、代協の取組みがどのように機能しているのか分かり易く説明をいただきました。
・BCPを念頭において拠点を3つに分散している。
・社員の年齢が若く、雇用環境改善のために社労士認証制度にある働き方改革を推進している。
・幅広い知識を身につけるため、社員教育には日本代協アカデミーを就業時間中に受講させている。
・社員評価項目では「代協活動の現状と課題」の中からヒントを得ている。
・他の会員のベンチマークでヒントがあり、お客様から得た紹介を自社・社員のKPIとしている。
等々、代協から得られた経営のエッセンスを余すことなくお伝えいただきました。

グループディスカッション

先の基調講演を受け、5グループに分かれ「5年後のありたい姿・その課題・5年後に向けて何をするか?」をテーマに40分間のディスカッションが行われました。
グルーピングは、参加者の規模・特性・立場等を考慮し、できるだけ事業環境が近いメンバー同士になるよう配慮が行われました。
参加者からは「自分なんかが参加して話が全く合わなかったらどうしよう、と不安だったが、同じ境遇の人同士がひとつのグループだったので話易く、とても参考になった」といった感想も聞かれました。

BBQによる懇親会

日が傾き始めた17時、いよいよお待ちかねのBBQ懇親会が開催されました。
兵庫県代協・壷内副会長がプロデュースする渾身の企画です。
神戸大安亭市場で仕入れたたっぷりの肉、特製ちゃんちゃん焼き、そして自家製の肉みそを焼き野菜に乗せて口に運ぶとうまみが全体に広がり、ビールが進みまくりました!

キャンプファイアー

日がとっぷりと暮れ夜風が肌寒く、暖が欲しいところでキャンプファイアーの始まりです。
辺りを照らす炎、薪がはぜる音、自然と皆が心を開いて話が弾みます。

翌朝は、日本代協・藤山委員長の目覚ましセミナー

前日のお酒で、参加者が目をこすりながら着席すると、日本代協・藤山組織委員長による「保険代理店と保険会社のミライ」をテーマに、朝のセミナーがいきなりマイクなしで始まり、良く通る美声がホール中に響き渡りました。
その声の大きさもさることながら、保険代理店の歴史を紐解き、世間の「代理店不要論」がきっかけとなり「代協」の萌芽が現れた、「歴史は繰り返す!」というショッキングな内容に一同目が覚めました。保険代理店は、世間や保険会社からバッシングを受けてはならない、否定されるような行為は厳に慎むべきだ、そのためには「信頼の力」を磨くことが重要、と説きました。「信頼の力」を身につけるためには、勉強すること、人格を磨くことが不可欠であり、それらは「代協」に関わることで得られる、と言い切りました。参加者一同は、迫力に圧倒されながらも「代協」の必要性が腹に落ちた様子でした。

恒例の1分間スピーチ

人材育成研修会を締めくくるのは、恒例の1分間スピーチです。
研修参加者は、繰り出されるテーマに沿って、1分間で簡潔に思いを伝えなければなりません。
何事も訓練であり、大阪代協の新谷会長がランダムにお題を繰り出し、渡辺教育委員長が容赦なく1分間のベルを鳴らします。
お題は、①5年後のありたい姿、②研修を経て行動をどう変えるか、③代協を作った先人の歴史をどう感じたか、④研修を経て代協イメージの変化・・等でした。
中には思いがあり過ぎて、とても1分間で話せない人もいたり、緊張感が漂う時間でした。

最後に

坂本ブロック長が締め括りの挨拶に立ち、「宿泊を伴う人材育成研修会は4年ぶりとなった。夜を挟んでまる1日の短い研修ではあったが、いろいろ勉強し、同じ釜の飯を食い、新しい仲間と出会い多くの情報を共有できたと思う。是非皆さんの日々の仕事に活かしていただきたいのと同時に、皆さんの周りの方にこの研修で得られたことを伝えて欲しい。そして、次回このような研修の機会に背中を押してあげて下さい。」と語り、研修は終了となりました。

参加者による感想文

日本代協・阪神ブロック人材育成研修会に参加して

令和5年10月6~7日に神戸市の「しあわせ村」にて開催された、人材育成研修会に参加させていただきました。
研修会の中で、得るものが数多くあり、充実した2日間となりました。

第一に、同業のいろんな世代やいろいろな地域の方と交流が持つことができたことです。研修生を卒業してからは代理店内での仕事が中心となり、なかなか他の代理店の方との交流を持つことが出来ませんでした。今回宿泊の研修をして長時間行動を共にする中で、普段出会えない方と交流ができたことは大きな収穫でした。

2つ目は、代協の歴史や取り組みをより理解することができたことです。
保険会社の誕生は明治時代に遡りますが、それに伴い、保険代理店がどのように誕生し発展してきたのかという歴史を知ることができ、業務への理解を一層深めることが出来ました。
また保険以外の業界では、同業の方から自社の取り組みを聞くことはなかなか難しいのですが、研修会の中で、他の代理店の方の取り組みや成功事例等をたくさん聞くことができたことも良い刺激になりました。
 
 今回参加されていない、保険募集をされている多くの方に、この研修会に是非ともご参加いただきたいです。そして研修会だけに留まらず、ひいては代協活動に参加いただくことで、この業界がより良くなっていくのではないかと思いました。

アイナレッジ 奥村 顕

(記事:大阪代協 教育委員会)

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