一般社団法人大阪代協

北摂支部の活動報告

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4月度支部会を開催しました

2023.05.18

 4月21日(金)北摂支部4月度支部会を開催しました。事務局会議室とZoomのハイブリッド開催でした。出席者は事務局のリアル参加者が8名、Zoomが7名の合計15名でした。
 年度が変わって最初の支部会でした。2年目を迎えた横山支部長は、着任から1年が過ぎ、代協の役割がだんだんと分かって来た。昨年は支部の活性化という点では成果が不十分であった。今年度は昨年の反省を踏まえて、リアルでお会いする機会を増やしつつ、いい情報を届けて行きたいので、たくさんの方に参加して欲しいと挨拶されました。

 今回の支部会のテーマは「あるべき代手制度とは?(活力研レポート)」でした。支部会員の代理店手数料への関心は高く、よく話題に上がるテーマであり、また、愚痴ぼやきもよく聞かれます。売上のほとんどを代理店手数料に依存しているのですから当然と言えば当然です。これが、毎年保険会社によって一方的に制度が改定され、大きく経営方針や取り組みに影響を受ける訳です。個々の代理店が制度にとやかく言ったところで、何ら影響がない訳ですから、こういうことこそ代協として何かしてくれているんだろうか、ということで今月のテーマとなりました。

 このテーマに関して、山中尚相談役(日本代協副会長)にZoomにてご参加頂き、活力ある代理店制度等研究会(活力研)でどういった議論がされているのかを話して頂きました。

<活力研とは>
保険代理業を「若く優秀な人材が活き活きと活躍することができる産業」とすることが、損害保険の普及と消費者・保険契約者の保護に一層貢献すると考え、時代にあった代理店制度のあり方について検討を行うため、日本代協の特別会員である保険会社4社(あいおいニッセイ同和損保、損害保険ジャパン、東京海上日動、三井住友海上)とともに、平成19年度に「活力ある代理店制度等研究会(活力研)」を立ち上げ、10年以上に亘り、論議を続けています。(日本代協ホームページより)

 山中相談役からは、冒頭に活力研の議事録を読んで欲しいとのお話がありました。議事録は日本代協のホームページの会員専用書庫に掲載がありますが、IDとパスワードを求められます。忘れても大阪代協の事務局に電話すれば教えてくれます。

 今年の3月に開催され、山中相談役も参加された活力研では、最初のテーマに「あるべき代手ポイント制度について」が取り上げられたようです。議事録からもうかがい知れるように、代協からの質問に対し保険会社が回答に窮し、アドバイザーが助け船を出す場面も多かったようです。保険会社が代理店に求める最も大事なものは、高度の専門性ということのようですが、制度設計そのものが各社の認定制度を獲得した代理店を前提に考えられており、今後も合併や淘汰の流れは止まりそうにないという印象でした。保険会社も時代の流れに合わせて様々な経営改革に取り組む中で、代理店が旧態依然としたやり方で売り上げを確保することはどうも難しそうです。
 山中相談役のお話の後は、ブレイクアウトルームに分かれてのグループディスカッションを行いました。あるグループの発表では、5年後にこの仕事をしている自分は想像できるが、10年後は見えない。お客様との関係性は築けているので、保険以外の価値提供も考えていく必要があるのかも。といった後ろ向きとも前向きとも捉えられる意見が出ておりました。

北摂支部では、引き続き会員の皆様の関心の高いテーマで論議を行ったり、セミナー等による情報提供を心掛けて参ります。是非支部会へのご参加をお待ちしております。

(記事:北摂支部 辻副支部長)

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