一般社団法人大阪代協

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第3回「大阪代協LIVEステーション」を配信しました

2023.03.28

2023年3月24日(金)16:00より、第3回「大阪代協LIVEステーション」が配信されました。

動画(YouTube)はこちらから!

前回のLIVE配信に引き続き、MCはおなじみ伊藤副会長と妹尾副会長が務めました。

冒頭、MCから3月1日に「活力ある代理店制度等研究会(活力研)」、3月10日に「金融庁と全国会長との意見交換会」がそれぞれ行われた旨、報告があり、それを受け、新谷会長のメッセージから始まりました。

【新谷会長メッセージ】

新谷会長は、アフターコロナとともに始まる2023年度の取り組みの進め方を、代理店の仕事と、代協活動それぞれの視点から注目すべきポイントを挙げられました。

【代理店の仕事の進め方について】

  • アフターコロナだからと言ってアナログの時代に戻ってはいけない。コロナ禍を経て発展したデジタル手法を活用し、機械が出来る仕事と人間が行う仕事を上手に線引きすることが肝要である。
  • 保険代理店経営において第一に考えなければならないのは、顧客本位の業務運営と体制整備である。保険会社の施策や、手数料ポイント制度は顧客本位に基づいているかという観点で考える必要がある。

【代協活動の進め方について】

  • 今年は、リアルの活動に軸足を移していきたい。保険代理店の原点が「人と人」である以上、代協活動がオンライン一辺倒では問題がある。リアルの価値を十分に理解してもらえるよう提供していく。並行して、オンラインを含めてテクノロジーはどんどん活用する。
  • 次世代を担う人材の育成に関して、以下の点に注力して代協運営を行う。
    ■今募集人である若い人が、この仕事と代協活動にやりがいを感じて活き活きと取り組める環境を作る。
    ■魅力的な業界となって多くの若い人に保険の道を目指してもらえるようにする。
  • 代協の魅力、保険代理店という仕事の魅力をより一層伝えていく。行政や地方公共団体と連携した大規模災害への啓発や支援、児童や生徒に向けた出前授業を行い、世のため人のために仕事をする意義を直接伝え、それらをマスメディアを通じて発信していく。

メッセージの結びとして「“保険代理店”という仕事に夢を持てるようその魅力を伝え、もっともっとメジャーにしていく。そのために代協は存在している。ともに頑張っていこう」と総括されました。

【活力研報告】

続いて日本代協 山中副会長より、3月1日に行われた、活力研についての報告がありました。副会長曰く、メンバーが集合し、会議が始まるまでは和気あいあいとしているが、いざ始まると相当に緊張感が走る会なのだそうです。紹介の後、日本代協 金澤専務による当日の内容をまとめたビデオメッセージを視聴しました。

【議論テーマ① あるべき代手ポイント制度について】

「顧客本位の業務運営の原則」及び「代理店の業務品質の高度化」を目指して創意工夫を重ねた結果がポイントの向上につながるような制度設計が望ましいという観点から以下の点を論議しました。

●重要な情報の分かりやすい提供について
■ハザードマップに関する情報提供への注力を後押しする制度が考えられないか。→顧客対応に関する評価項目に組み込むことは可能と感じた。
■デジタルを使った情報提供としてのDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みは、大規模災害時の速やかな顧客対応の体制として重要である。加えてデジタル化は業界への若い世代の呼び込みなど、代理店の働き方改革にもつながるので一層取り組むべきである。

●顧客にふさわしいサービスの提供について
■代理店は、事故防止の講習など、保険会社に見えないところで各店で顧客の為の努力をしている。そういった点を評価に取り入れれば、より顧客本位の業務運営の推進になり、業務品質も高まるだろう。
■専属と乗り合いのポイント差は、保険会社と代理店の間で折り合いをつけることが困難な状況である。同じ専業チャネルでも、専属と乗り合いで評価体系そのものを区分することで現状解決に近づけるという声が有力であった。

●業務品質の高度化について
■代理店賠責、サイバーリスク保険への加入が業務品質の高度化の評価項目として考えられるという声があった。

【議論テーマ② 各保険会社から専業代理店に期待することについて】

■大きな環境変化の真っただ中にいる現在、専業代理店の将来像についての論議になった。表現の違いはあれど、各保険会社とも、専業代理店に期待することや、描いている将来像に差異は無かった。
■これからの専業代理店将来像につながるキーワードとして
≪顧客との関係作りのためのデジタル活用≫
≪代理店が地元に不可欠な存在になるための“家業”から“企業”への転換≫
≪顧客、従業員とも、若い世代をどのように取り込んでいくか。≫
などがあった。また、専業代理店が持つ、顧客との強固な絆にも期待する、と述べた保険会社もあった。

以上の金澤専務による活力研報告の内容を受け、山中副会長は、「活力研での声を、保険会社は聞く耳をもって受け止めている。本日の視聴動画は日本代協のHPにリンクを貼っている。論点がとてもよくまとまっている動画なので、繰り返し見ることでぜひとも理解を深めてほしい。」と述べました。

政治連盟の意義と活動

安本副会長による5月25日に開催される大阪代協通常総会・会員大会の事前案内を挟んだ後、全国損害保険代理業政治連盟 小平高義会長をゲストに迎え、「全国損害保険代理業政治連盟 意義と活動」をテーマに、東京-大阪を結びオンラインで講話をいただきました。
小平会長は、2018年より政治連盟の会長に就任され、全国代協会員における、政治的な活動の第一人者です。政治連盟の歴史から現在の活動まで、わかりやすく解説されました。

【政治連盟の活動成果】

1976年12月に、代協における政治連盟の活動が開始されました。これまでの活動の歴史の中で、以下のように数多くの実績を残してきました。
■国民金融公庫、中小企業金融公庫における、代理店向け融資の実現
■大蔵省(当時)、損保協会に提言し、地震保険制度を改定
■地震保険料を始めとする、保険料控除制度の実現
等々、ほんの少し抜粋しただけでも現在の我々の生活に大きな影響のある制度を実現させています。
また、2007年12月に保険の銀行窓販が全面解禁となりましたが、監督指針への「公取ガイドラインへの留意」の規定、「弊害防止措置の継続と措置の追加」を実現させ、現在も消費者保護の観点から規制の維持、強化を働きかけています。

【政治連盟の存在意義と、今後の取り組み課題】

政治連盟は上記の実績の維持や今後の活動を含めた、国会で法改正に尽力する議員や行政(金融庁)を応援するための連携組織として存在しています。そのために、日頃から関係各所との連携が大切です。加えて近年では新たな制度案件として、キャッシュレス社会の実現に向けた取扱事業者の各種費用、手数料の引き下げにも取り組んでいます。

【日本代協不変の取り組み(代協の価値とは)】

保険事業を取り巻く現状は刻々と変化していますが、代協には変わらない重要な取り組みがあります。
(対外的)①金融庁、保険会社との議論 ②組織的なCSR活動
(対内的)①代理店個社が抱える経営上の課題解決 ②代理店賠償責任問題への対応

小平会長は「これらの取り組みに対し、政治連盟は日本代協と一体となって取り組み尽力していくので、これからも支援を願いたい」と、力強くおっしゃられ結びとなりました。

【閉会挨拶】

最後に大阪代協・隼田副会長より「大阪代協ではこのLIVEステーションを通じて、楽しい雰囲気で【わかりやすく】【つながり】【つたえる】をテーマにし、無事3回目を終えることが出来ました。今後の発展のため、代協の仲間を増やす活動にぜひともご協力ください。」との挨拶をもって無事閉会となりました。

隼田副会長「私たちはもっと将来にあこがれを抱いてもいい!さあいこう!⚾」

3月22日の侍ジャパンWBC優勝に日本中が沸く中で行われた今回の大阪代協LIVEステーションは、その熱気を受けて数々の「WBC語録」が飛び出す熱い回となりました。それにあやかり、皆で飛躍していきましょう!

(記事:広報室 田中編集委員)

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