一般社団法人大阪代協

理事会その他の活動報告

大阪府損害保険防犯対策協議会総会に来賓として参加しました

2025.10.23

2025年10月22日、北浜フォーラムで開催された、大阪府損害保険防犯対策協議会第47回総会に、新谷会長が来賓として参加しました。

※来賓挨拶を行う新谷会長

総会

損害保険防犯対策協議会とは、損害保険事業の健全な発展のために、損害保険に関する犯罪の予防と暴力の排除を目的として、日本損害保険協会と警察が緊密に連携を取り、情報交換・犯罪排除等の活動を行う組織です。

当日は、近畿財務局理財部金融監督第四課・谷川課長、大阪府弁護士会副会長、大阪府医師会理事、大阪代協・新谷会長が来賓として招かれ、それぞれ挨拶を述べました。

新谷会長の挨拶では、防犯・防災・減災への組織としての協力を約束するとともに、保険会社各社に対して、利益相反防止への取組徹底と、大規模乗合代理店に対する数字的な影響力の排除を強く要請し、公平・公正な保険金支払を依頼しました。

大阪府警からは以下の情報提供がありました

◆大阪で、ひところ落ち着いていた、車両盗難・車上荒らしが再び増加傾向にある
 車両盗難件数は442件(前年比+150件)(9月末)
 車上荒らし 2372件(前年比+ 49件)
◆交通事故による死亡者数は91人(▲2名)
 10月21日現在全国ワースト5位
 うち高齢者の死亡者数は   39人(▲6名)
◆2輪車による死亡事故が増加している(29人 +8名)
 ※無理な追い越し、すり抜け時の事故が多い
◆歩行者と自転車による交通事故も増加傾向にある
 ※夕方早めの灯火点灯、明るい色の服装を強く推奨する

講演

大阪府警・刑事部 暴力団排除対策担当から「反社会的勢力の情勢を踏まえた対応について」をテーマとした講演がありました。

暴対法、暴排条例、指定暴力団の変遷について解説がありましたが、近年の特徴は、反社会勢力は表に現れず、社会から見えないところで多額の資金を集めている、とのことでした。
その特徴的な犯罪が、「匿名・流動型犯罪グループ」による特殊詐欺、強盗事件です。

なかでも特殊詐欺による被害額は2024年の1年間で720億円におよび、善良な市民の大切なお金が、実に毎日2億円、反社会勢力に吸い取られている計算になります。

先日、大阪府内の拠点を強制捜査し、90人を一斉検挙したところ、実行犯のほとんどが10代、20代の若い男女であったとのことです。
いわゆるヤミバイトで集められ、自宅住所等を犯罪グループに握られ、抜けられなくなった若者達なのだそうです。金銭的に困っても、怪しいバイトには絶対に手を出さない、もし入ってしまったら、警察は本人・家族を守るので、必ず相談して欲しいと強調されました。

「とくりゅう」の裏には必ず暴力団がいて統括しており、そのやり口は極めて巧妙。年端もいかない若者はひとたまりもなく悪事に巻き込まれてしまう恐ろしい世界でした。

私たちのお客様やその家族が、そのような事態に陥らないように、注意するとともに、何かあれば常に相談していただける関係を構築しておくことがとても大切だと感じました。

※会場はこの日株価49千円をつけた証券取引所の中にありました

(記事:大阪代協 広報室)

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