堺北防災協会防災出前講座実施

2025年11月21日(金)、堺商工会議所にて「北防災協会 防災講演会」が開催されました。



CSR委員・防災士である新田剛志氏が『2025年8月改定 南海トラフ地震臨時情報ガイドライン わかりやすい解説と今すぐ出来るBCP対策10選』という内容で講師を務めました。




主催は堺市北消防署と北防災協会で、参加者数は約30名でした。
毎年、防災に関する講演会を開催されている堺北消防署のご担当者が大阪代協のWEBサイトのCSR委員会の取り組みを見つけたことから、コンタクトを頂き講師の要請を受けました。
事前打ち合わせにおいて、堺市北区に立地する事業所、医療機関、保育施設や福祉施設といった地域に根差した様々な参加者が予想されるという情報があったため、共通の話題として認識されやすい『南海トラフ地震』『BCP対策』を主なテーマとして選択されました。


<セミナー内容の骨子>
◆南海トラフ地震臨時情報とは?
2024年8月8日に初めて発表され、白浜での花火大会の中止や一部鉄道の運休、ミネラルウォーターやお米の買い占めなどが発生することになった南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)
・巨大地震注意は1週間で巨大地震が発生する確率が0.4%程度
⇒ドライバー1人が1年間で人身事故を起こす確率が0.4%なので、この確率の52倍高い確率。
・巨大地震警戒は1週間で巨大地震が発生する確率が7%程度
⇒同じく、人身事故と比較すると910倍高い確率となる。
この確率を知った上で、どのように対応するかを事業者が自ら決める必要がある。
◆南海トラフ地震臨時情報ガイドラインの2025年8月の改定内容は?
初めて発表された際には、意図せずして社会経済活動に大きな影響を及ぼしました。この状況を踏まえ、日常生活、社会経済活動を継続しながら、『特別な備え』を意識した行動が求められるということが明記されました。
◆南海トラフ地震臨時情報ガイドラインは190ページに及ぶ資料ですが、そのなかでも具体的に求められている対応がチェックリスト形式で3ページ程度でまとめられています。まずはこのチェックリストへの対応を確認することが大切です。
◆南海トラフ地震発生で予想される被害と重要な災害関連死への備え
なかなか改善が進まない避難所の現状と、過去の災害での災害関連死の割合、災害関連死を防ぐために大切なTKB(トイレ・キッチン・ベッド)の解説




◆BCPに取り組むための具体策10選の紹介
①家具の転倒対策 まずは寝室だけでも
②感震ブレーカーの設置 東日本大震災の火災54%は電気火災
③BCPファーストミッションボックスで頭の中を整理 復旧の流れは明文化
④コードレス・タンク付き高圧洗浄機は液状化からの復旧に効果的
⑤災害救助法の適応で金利がゼロになるかも、生命保険の契約者貸し付けの把握
⑥事業用地震拡担に加えて、経営者の個人の家財保険も必ず加入
⑦災害用トイレのプレゼントで従業員さんを守る
⑧防災備蓄は分散 押し入れNG 玄関、靴箱、自家用車車内
⑨子連れ出勤が出来る体制を整える、安全に遊べる部屋などを確保
⑩肺炎球菌ワクチン接種 肺炎予防は災害関連死予防


◆堺北消防署と北防災協会に加入されている各事業所のコミュニケーションを活性化させることも目的として、自己紹介タイムやグループワークも組み入れ、活発な意見交換が見られ、和気あいあいとした雰囲気も感じられる講演となりました。
大阪代協として、各市町村等の防災イベントに参加し、一般市民の皆様や、事業を営んでおられる皆様と一緒に防災意識やリスク認識を高め、BCPへの取り組みを加速することは非常に大切だと考えています。
本件と同様の機会がありましたら、是非各支部のCSR委員へお気軽にご相談下さい。

(記事:CSR委員長 大西圭介)

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